横浜から下道でおおよそ1時間。
漁業と農業がどちらも盛んな海辺の町は、近いようで遠く、異国の風情を感じたりもした。
春の海 ひねもすのたり のたりかな 与謝蕪村
(はるの海は一日中ゆったりとうねっていて、まことにのどかなことだ。)
先月PARISmagの取材で訪ねた海が大好きな女性との出会いでこの句を知った。
参照:「海も山もある。神奈川の葉山で1年暮らしてみました。」|PARISmag
音の響きやリズム、のたり感など、これ以上はありえないというところで完結されている芭蕉の一句はそれからしばらくわたしの頭のなかでリフレインし続けている。 続きを読む