最近考えていること。

あまり気負いをせずに、自分だけで追求しようとせずに、少しだけ肩の力を抜いた文章。
日々、急勾配するのではなく、その場の空気感、言い換えてみると『エッセイ的な気楽な試み』を意識して、できれば毎日週5日、書いてみる方式に慣れていこうかと検討中。

文章自体、あまり長くならない程度に。せいぜい1200字くらいにまとまるように。そして「自分」の存在を限りなく透明にして。続くかな・どうかな。新しいこころみです。

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しばらく前から「 紡ぎ人 (つむぎびと)」というキーワードが頭のなかをねりねりしている。

「紡ぎ、継ぐ」という名前が印字された、名刺まがいのものを差し出した際に、よく聞かれるのは「織物関係か何かのお仕事ですか?」ということだったりする。

辞書を引くと【紡ぐ】という言葉には、「綿・繭を錘(つむ)にかけて、繊維を引き出し、糸にする。」と書かれている。
同じく【継ぐ】という言葉には、「①あとを受けて続ける。継承・相続する。②つなぎ合わせて一続きにする。特に、布地の破れや穴に他の布を補ってつくろう。▷骨やつぎ木には「接」を使うのが普通。③絶えないようにたし加える。

という意味があるらしい。

ふむふむ。どちらも糸や布に関係がある言葉だものね。勘違いされても仕方なし。
どうして「紡ぎ、継ぐ」という名付けをしたか。もうひとつの候補、使いたかった言葉は【風】でもあった。トトロの主題歌じゃないけれど、「風のとおり道」「風の還る場所」なんて、素敵な名前。

けれど結局、悩みに悩んで「紡ぎ、継ぐ」。
とても気に入っている。大切にしている。愛情深く育てている。でもそれがなににつながっているかというと、大して立派な功績になるのでもなく。ここはここで、守っていきたい存在に育ちつつある。

活かし方はまだ未定。これからは先に話した「紡ぎ人」を名乗ろうか。。
名乗りというのは勇気がいること。旗を立てるということ。そんな勇気、どこかにしまってあったっけ?

洗濯をして、天日干しをして、アイロンをかけなくちゃ。

 

勇気は時々引っ張り出さないと、押入れの奥で、うずくまって、カビ臭くなるばかり。
勇気のための名乗りがあってもいいかもしれないし、旗を立てたら、風にのって、どこかまた遠くまで、面白い景色を見に行くことができるかもしれない。

 

そんなことを口にだして、風に乗るイメージトレーニング!

 

中條 美咲