すっかり日が伸びて19時というのにまだまだ明るい。
ついつい一日の時間が延びているような錯覚に陥ります。
ほんとうは同じ24時間。
でも少しずつ、ほんとうはずれていて、4年に一度の閏年という調整日があったりなんかして。
月の満ち欠けや星の動きに頼らず時計の針、液晶の画面ばかりに頼るようになってしまうと、自らが持ち合わせている体内時計のあてにならないことすさまじく。
時計の針を持たずとも、年間のこの時期、このタイミングで、お互いに示し合うわけでもなく、活動したり、移動したり、産卵したり、している生き物たちは時間の流れをどのように感じて行動しているのかなぁ。と不思議でなりません。
わたしは特に自分のなかのリズムに鈍感な人間なので、より一層。
文明から放り出されたときに、生物としての危うさをひし・ひしと、感じたりなんかして。
人間は立派に「文明」を築き上げ、壊れたものを哀れんだり、思いを馳せたり、取り戻したいと願ったり掘り返したり続けていますが、当の被害にあっている?森やアマゾンを奪われた生き物たちは、そんなことを悲しんだりするわけもなく、アマゾンだろうと町のはずれだろうと甘い蜜、豊富な水がある場所を求めて飛び交っているばかりなのかもしれないと、思いました。
写真に写り込んでいるキラキラと散っている光たち、なんだと思いますか?
「飛んで火に入る夏の虫」じゃありませんが、群生する虫たちです。
今日は遠くの空に入道雲がみえました。湿度といい、日差しといい、いよいよまた高温湿地の夏ですね。
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明日からの四国はどうやら安定的に雨模様。
「雨は雨で良いもの。」と唱えながら、瀬戸内の気配を感じたいものです。
なんといっても、実は宿泊を兼ねた、一人旅ってしたことがないんです。
はじめのたった一日ながら、飛行機に乗って、船に乗って、島に渡って、島に泊まって。
乗り遅れないだろうか、とか、スムーズに移動できるだろうかとか、レンタカーでの島の移動、ちゃんとできるかな、とか、26にもなったいい大人ながら、ほんとに不安でいっぱいです。
可愛い子には旅をさせろじゃありませんが、自分の子どもが将来生まれたら、12.3歳そこそこでポーンとどこか遠くに旅してきなさいっていう方針で子育てしたいです。
いつまで経っても甘えが抜けないのはきっと、そういうところ。大人になる機会を失った大人が、きちんとした頼れる大人になる為の第一歩は、そうした一人旅の経験から始まっているのかもしれません。(とかなんとか。)
久方ぶりの四国、初めての島々、なにが起こるかとても楽しみです。
それではこの辺で。
中條 美咲