ぴったりぴたり

今日で締め切りの、村上さんのところせっかくの機会なのでひとつくらい質問してみようと画策していたら、すっかり日が暮れてしまった。

お返事がきたらとてもうれしいし、来ないとしてもメールの全てに目を通されるとのことなので、一瞬ばかり。ふたりの間に個人的な共有が芽生える(可能性もある)ということを都合よく想像してみては、随分ロマンチックで素敵なこころみに感謝。

こういう機会って意外と求められていて、ご本人にとってはそれがどの程度影響するのかしないのか…ちょっと計り知れないけれど。それでもお互いに、良い潤滑油のような効果をじわじわ生むのではないかなぁとわたしは思う。

時代は双方向のコミュニケーション!という流れ。今っぽく。
それが手間だった時代に比べると、インターネットいうのはとても便利で、一方的な仰ぎ見るばかりの分け隔てられたせかいから、みんな大草原に放牧されてごっちゃごちゃ。

今までは必ずその為の場所を用意してからでないと始められなかったことが、あっさりとこの空間では出来上がってしまう。あとは、その核となる人物であったり場所だったりが、常々・時折・ごくたまに。その空間を解放してあげるかどうか。

それと同時に自由に解き放たれた中、自分に心地よい居場所や求める相手を個々の力で、ぴたりと探すのはそれはそれで至難のわざ。仰ぎ見るばかりや与えられるだけでも十分だったじゃない。という人もきっと少なくはない。

村上さんへの質問や相談の中には思いの外、そういった恋愛についての事柄(出会いたいけれど出会えない…等々)が多かったので相対的に、自分にぴったり(の人や場所)を求めているひとは想像以上に多いのだと思う。もちろん彼がそういう男女を惹きつけてしまうことも大いにあるのだろうけど・・・

その市場を商売としてしてではなく(昔のお節介おばちゃんまでいかなくとも)それなりに、勘が働いて「あの子に彼を紹介したらいいんじゃないかしら。」なんてさりげなく気がきくマダムやマスター?が存在したら物事はもっと円滑に進んでいくのかもしれません。

「あなたが思い悩むほどむずかしいものでもなさそうよ。」とか
「もうすこしだけ、しずかに様子を伺うの。」とか・・・。

それってとても心強い。

プライベートなことにもきちんと立ち入ってくれるということは、それ自体が大きな愛情の一部。ついついプライベートな相談を持ちかけたくなってしまう人間になれるのも、その人の持つユーモアと魅力あってこそなのでしょう。

一月に渡って日々、たくさんの質問に大人のユーモアたぷりに、答えるともなくお返事を書いてくださり、こんなにも楽しませていただき、ほんとうにありがとうございました。

それではこの辺で。

中條 美咲