月別アーカイブ: 2018年1月

内において満たされるもの

この冬、とっぷり影響を受けて、まるで自分の半生がすっかりその子と同一化しているような感覚で魅了された女の子がいた。

名前は「道ちゃん」。

道ちゃんのまわりには、愉快で懐深く、ほんものへと導いてくれる大人が大勢いる。道ちゃんは、自らもほんものを求めて生きる大人たちから、たくさんの愛を注がれて育つ。

ときに迷い、きょろきょろと身をもって必死のさまで道を求めると、然るべき方向に光りを照らし出してくれる誰かしらが、いつも身近に控えてくれていたりもして。なんだかとっても、恵まれている。”恵み”とはこういう環境で、すくすくと健やかに育っていくことをいうのだろうなぁと、ウンウン唸る。 続きを読む

深い闇から生まれ、深い闇へと消えていくこと

こんにちは2018年。

年末年始にかけて、2010年に刊行された月刊「目の眼」別冊『サヨナラ、民芸。こんにちは、民藝。』を読みました。

この2,3年、とても身近なところで「民藝」をキーワードにした動きには触れつつも、書籍などを通して語られる「民藝」に触れることをすっかり先延ばししてきたこの間でもありました。 続きを読む