カテゴリー別アーカイブ: 女性たちのこれから

冒険の始めかた、あるいは思考する場所

世の中には知れば知るほど、興味をそそられる人や、関心を掻き立てられる人、ぐーっと掘り下げて対峙してみたくなる相手はいるもので、ハンナ・アーレントは、そんな魅力と謎に満ちた女性のひとり。

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願わくば、徐々に徐々に近づいていき、どこまでも透明なまなざしとして、彼女の眼に映る景色や頭の中で組み立てられる様々な断片に触れてみたかった。そこではどんな日常が、思考が、なされていたのか、どういう現実と、向き合い続けた人生だったのだろうかと。

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労働する動物。社会化していく「わたし」を見据えて…

「もはや、社会とわたしは乖離している・・・?(クエスチョン・マーク)」。

人間は生まれた時には限りなく動物に近い存在ですが、時間をかけて教育を施され、社会に適応する「大人」へと、成長していく。

文明を築き上げ、それを維持・継続していく中で、「人間」としての豊かさを追求していくために、「社会化」は欠かせないひとつのキーワードなのだといえそうです。

ハンナ・アーレントの『人間の条件』を読みながら、人間とは、労働とは、活動とは、仕事とはなんぞや?!と、まじめさながらに感化されている今日この頃。

ちいさく、動きの鈍い頭はとつとつと揺れ動き、油断をすると霞みゆくこの目をめがけて、彼女のことばたちは鋭く突き刺さります。 続きを読む

母の不在、無知の”ち”(知・地・池・値…)

すこーん!と突き抜けるように清々しい朝。
もう何日か経つと、冬至ということで、お日さまの光がてっぺんまで弱まっていく、フィナーレの数日間ですね。

弱まって転ずる。そんな佳境の”いま、ここ”です。
ぬくぬく。かぼちゃ団子。。

 

ひたすら動き続けるなかで、芽生えたひらめきもすぐに掬いあげることなく、泳がせたまま流れに委ねる日々は、一層ふしぎな感覚でながれてゆきます。 続きを読む

心を射抜かれた、ことばたち。

こんばんは。
夜も深い時間。途方もなく電気を消耗する日々に逆戻り。ヨクナイ、ヨクナイ。。。

まだまだ旅の気分を抜け切れていない時分に、昭和村で取材したからむしの記事を書き起こしたり、レポートをまとめたり、現地で興奮して反射的に受け取ったのとはまだ違うかたちで、ひとつひとつ、一期一会を振り返っています。

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きちんと振り返るごとに、少しずつ染み渡っていくので、やっぱり受け取って終わりにするのはもったいないなぁと再確認して、今後はどうにかこうにか、そうした土地の人たちのことばや暮らしの景色を発信していけるような土俵をこさえてみたいなぁと、もくもくした構想は膨らみながらも、現実的な段階を億劫に感じて、もくもくもくもく…。まだしばらくこの雲は、肥大化していくことが予測されます。。 続きを読む

自分の感受性くらい…

茨城のり子の有名な詩の一片は、タイトルの通り。

まん丸に追いかけてくるトンコロピーなお月さまや、今にも真っ赤に染まって溶けてしまいそうな夏の日の夕焼け、むせるように肌にまとわりつく湿気を含んだ空気とか、足元に痒みと共に記された幾つかの赤い斑点。

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同じ木は木でも、色も違えば質感も違い、成長の速度、風や光の好み、わしゃわしゃだったりすっきりだったりしゃきーんだったり・・・

そうしたあらゆる自然の要素に、背中を後押しされるように、づんづん・ずんずん。 続きを読む

女性性バクハツの時代。〜水と月で取り戻す、これからのバランス感覚〜

久しぶりに、女性性について思い込み全開で、書いてみたいと思います。

きっかけは、YUKIの新曲PV。
シシヤマザキさんとのコラボレーション作品『好きってなんだろう・・・涙』のPVがまるっきり、ふんだんに、女性性 ”バクハツ” の内容となっており、嬉々と興奮したことから。

女性性について、実は半年ほど前に一度だけ触れたことがある。
そこでは、コーヒーと本を片手に、「彼女たちは思想を手にしようとしている」という内容で、哲学を求め始めた女性たちは、一体どんな未開の力を秘めていて、これからどうなっていくのか、その成長を見守っていきたいと書いた。(その姿のどこかに、自分自身の願望を重ねていることは承知の介。)その時、ブログの最後で、わたしはこんな風に記している。

「その火種は巨大に成長したり、爆発したりしない。ゆっくりじっくり。奥までじわじわと。食べて生きて産み育てる為の火種。そういう類いであってほしい。」

2014年11月24日 彼女たちは思想を手にしようとしている|紡ぎ、継ぐ

 

そう書いておきながら、今回は「バクハツ」と記すことにした。・・・そう、「爆発」。そこにはとても熱いエネルギーが充満している。まるで各地でふつふつと活発化して、今にも溶け出してしまいそうなマグマのように。

女性性は今年に入り、急速に成長し、解き放れ、止めどなく流れ出しているように感じる。(ずいぶん都合のいい勝手な思い込みの視点かもしれないけれど。)
そんな風にして、近年、周りの女性たちは、それこそ自分の手で、今まで歪み続け、そのまま進んできてしまっていたあらゆる「バランス・調和」を、元に戻そうと動き始めた。(という仮説) 続きを読む

光と風と火と女。

もう随分時間が経過してしまったけれど、先日『灯台もと暮らし』のイベントに参加して、生まれて始めてみそを作った。

味噌作りは案外簡単で、今は本棚に立てて、完成を待っている。
煮た大豆と、こうじと、塩があれば作れてしまうというのは随分な驚きだった。
粘り気のある大豆の柔らかさと、こうじのいい匂いが味噌作りには欠かせない。

発酵デザイナーの小倉ヒラクさんは名前の通りいろいろな意味で超越していて、おもしろく 、魅力に富んだすてきな自称おじさんだった。(正直まだまだおじさんにはみえない。)

もとくらがこれまでに地方取材を行ってきた中で感じたことと、メディアとしてのこれからのあり方を語ってくれた中で印象に残っている話をかいつまんでみる。 続きを読む

彼女たちは思想を手にしようとしている

・・・かもしれないというお話。

最近新たに刊行されている雑誌のいくつかを眺めていて、先日読んだ加藤周一さんの本で書かれていた内容と相まって、そんな妄想がじわじわと広がり始めた。

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加藤周一さんの著書『文学とは何か』。

タイトル通りの” 文学 ”について。もう少し深く、その全体像に触れてみたいと思って本書を手に取ってみたのだけど、大いに甘かった。略して大甘。 続きを読む

女たちの。手のひらのみらい。

昔々、妊娠の可能性のない女性・嫁いで三年にして子なきは悪徳・不吉とされて村を追いやられ、とても嫌われたらしい。呼び方が地方によって、「石女 うまづめ」や「空女 からおんな」など様々あったようだが、江戸時代の儒教的な思想の発展が元になっているとかなんとか・・・。

図書館で読んだ『日本を知る事典』という本に載っていて、強烈な印象に残り、数ヶ月前に目にした内容だったものがつい最近ふっと表に浮上して、ここしばらくそんなことを考えている。

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今ではそのような表現・考え方は許されないとされているけれど。そういった考え方があったというのは、何かしらの意味もあるのだろう。 続きを読む

男女の恋愛・結婚・etc…

よく晴れた。快晴だった。

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ジブリ汗まみれで予想に反した面白い話題を取り上げていた。
その名も「男と女と恋のジブリ汗まみれ」恋のから騒ぎ番外編!

この回はさんまさんの番組「恋のから騒ぎ」を長年手掛けられてきた吉川圭三さんの呼びかけで集まった男女数人(から騒ぎ世代?代表)の方達からみた、若い男と女の生体を熱く好き勝手に語る。というようなものだった。 続きを読む

おばさん的おじさんと、祖母や母から学ぶこと。

「ほぼ日」と言えば大抵の人が「ほぼ日刊イトイ新聞」や「糸井さん」ね! とピンと来るのだと思う。
たぶん、今の世の中的に「糸井さん」や「ほぼ日」はとてもホットな場所となり、それ程に大手を振ってアピールしなくとも、次から次へと人びとの注目の的となって一定のポジションを保ち続けているとても小回りの利く、新しいカイシャの在りよう(理想型)のような気が個人的にはしている。

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今、世の中的に。とはいってみたけれど、実際にはもっと前から、一定のアンテナを備えた人びとの中で「糸井さん」の元には自然と継続して人が集まってきていたんだと思う。 続きを読む

突き詰めてしまう男と調整する女

GINZAという雑誌で「岡村靖幸 結婚への道」という連載が随分長く続いている。(印象がある)


毎月読んでいる訳ではないのだけど、毎号様々なジャンルの方たちにそれぞれの考える「結婚・結婚観」についてお話を聞き、岡村さん自身がそこへ向かって近づいていけるように(?)というような趣向なのかしら。と思っている。 続きを読む