とてもあたたかな場所を訪ねた。
どっしりとした風格にやわらかな安定感。
いかにもといった主張を感じることもなく、腰を下せば
ただただ穏やかにくつろげる。
安心と安定と、しずかな味わいのある、とてもあたたかな場所だった。
とてもあたたかな場所を訪ねた。
どっしりとした風格にやわらかな安定感。
いかにもといった主張を感じることもなく、腰を下せば
ただただ穏やかにくつろげる。
安心と安定と、しずかな味わいのある、とてもあたたかな場所だった。
先日、横浜「街のシェアスペース BUKATSUDO」で行われた ナカムラクニオさんと、内沼晋太郎さんのトークに参加して。そこで話された内容と、そこから感じたことをまとめていきます。
前回参照:BUKATSUDOの文化祭。勝手に潜入レポートの巻。
はじめにナカムラクニオさんについてですが、わたしが一番はじめにナカムラさんの存在を知ったのは、屋久島ナイトの行われた2011年か12年ごろだったと思います。その頃はまだ、6次元という場所がどういう場所であるのか、ナカムラさんがどんな活躍をされているのか知ることもなく、以前屋久島でガイドを担当していただいた小原さんが講師にいらっしゃる。とのことで参加を決めました。 続きを読む
6月の末に、四国と瀬戸内へ旅に出ようと思っています。
きっかけは以前、荻窪6次元で行われたイベントでお知り合いになった(なんていうのはとてもおこがましいのですが…)ignitiongalleryとして活動されている熊谷さんの企画するイベント、翻訳家・柴田元幸『MONKEY vol.6』刊行記念朗読ツアーに惹かれてしまい、行きたいと思ったからです。
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昨晩、下北沢のB&Bで行われた「いまなぜ民藝か?ー手のひらから始まる暮らし、そして社会へ」というトークイベントに参加した。
今回お話してくださったのは、4月に『民藝インティマシー』という本を出版された、明治大学理工学部専任准教授 鞍田崇さんとRoundabout(お店)・OUTBOUND(場所)を通して活躍されている小林和人さん。
あたたかな日差しが注ぐ午後の帰り道、1本の傘を買いました。
長い傘を片手に、いい季節になったなぁと春うつつ。
ぼーっと電車の手すりに預けたが最後。
ついさっき買ったばかりの青色に淡いピンクと白色が混ざったその傘は、電車に揺られ、どこか遠くの駅まで運ばれていってしまったのでした。
先日、あーすぷらざ(神奈川県立地球市民かながわプラザ)で行われた写真家・野町和嘉さんの講演会「聖地巡礼」に参加した。
画像引用:あーすぷらざ
はじめに脱線しておくと、「地球市民かながわプラザ」ってすっごく大それた施設名だなぁという驚きが少なかからずあったのは間違いない…。察するところ、それ位の視野を持って ”地球全体を俯瞰できるような市民を育てていきたい ”というような強い熱意のもとの命名なのでしょうか?
実際のところはわからないけれど、結構なインパクトがありました。
おおきな目でみたら、あらゆる枠組みや国籍も越えて、わたしもあなたも「地球市民」。
結構かっこいい理念かもしれない。
話を元のレールに戻します。講演会があることを見つけてきてくれたのは彼なのだけど、偶然にも「聖地巡礼」という写真展、2009年に東京都写真美術館で開催された時にひとり足を運んだことがあった。
不思議なことに巡り巡ってもう一度、野町さんの「聖地巡礼」と対峙することができたのだった。 続きを読む
もう随分時間が経過してしまったけれど、先日『灯台もと暮らし』のイベントに参加して、生まれて始めてみそを作った。
味噌作りは案外簡単で、今は本棚に立てて、完成を待っている。
煮た大豆と、こうじと、塩があれば作れてしまうというのは随分な驚きだった。
粘り気のある大豆の柔らかさと、こうじのいい匂いが味噌作りには欠かせない。
発酵デザイナーの小倉ヒラクさんは名前の通りいろいろな意味で超越していて、おもしろく 、魅力に富んだすてきな自称おじさんだった。(正直まだまだおじさんにはみえない。)
もとくらがこれまでに地方取材を行ってきた中で感じたことと、メディアとしてのこれからのあり方を語ってくれた中で印象に残っている話をかいつまんでみる。 続きを読む
物語は必ずしも直線方向には出来ていない。
というよりもむしろ、直線方向ではない螺旋的な混沌の中からこそ、生まれ得るものなのではないかしら。・・・と感じた。
先日B&Bで行われた「ケルトと日本 その装飾的思考と神々」というイベントで、作家・編集者の畑中章宏さんが進行役として多摩美の教授をされている鶴岡真弓先生のお話を伺った。
伊勢・奈良で出会った魅力ある木々たちを紹介していこうと思う。
古来から豊穣や命の象徴・信仰の対象として「木」はまつられてきた。
スペイン南部のどこまでも続く、乾いたオリーブの大地とは比べものにならないほどに、このくにを見渡してみると、緑の深い木々で生い茂っている。
週末を利用して奈良と伊勢へ旅に出た。
ちなみに駅でよく見かける「いまふたたびの奈良へ」というJRのポスターは印象的。
主な目的は、去年の旅行で訪ねることができなかった奈良の室生寺(十一面観音さまにお目にかかること)と法隆寺でバッハを聴くこと…
加えてお伊勢さんへのおかげ参りを兼ねたもの。
最近不定期で活用しているnoteに載せた文章を転載してみる。こちらのほうが鮮度が高い。
いま、急上昇的に気になる人。写真家の石川直樹さんについて書いていこうと思う。
昨年11月、荻窪6次元で行われたイベント「僕らの未開」に参加して、その存在を認識することになった。 参照:「僕らの未開 〜忘れられたことを知ること…」「民俗学者と写真。」
最近巷ではやたらと石川さん旋風が巻き起こっているような、そんな様子がうかがえる。
「最近」というのは主観でしかなく、随分前から活躍されているところにたまたま、このタイミングになって自分が飛び入り参加しただけに過ぎないのだけど。
ワタリウム美術館「ここより北へ 石川直樹+奈良美智 展」と、横浜市民ギャラリーあざみ野で開催中の「石川直樹 New Map ー 世界を見に行く」に足を運んだ。
「New Map ー世界を見に行く」ではアーティストトーク後編に参加。
彼のことばと写真を通して、旅の様子、身体の変化、地図ができる以前からその場所にあり続ける人や自然の姿を感じることができた。
生まれた家に帰ってまず気付いたことは、ストーブのなんともいえない懐かしい匂い。
匂いが記憶を司るというのは本当にそうで、ようやく年の瀬を感じる今日は大晦日。
この日を境に、人生が劇的に変化することもなければ、昨日できなかったことが明日出来るようになる訳ではないけれど。やっぱりなぜか、1年という単位は重要で、その年を振り返っての総括をしてみたくなったりするわたしもその一人。
今年は何を隠そう発見と出会いの一年でした。 続きを読む
先日、4度目の6次元で『僕らの未開』というイベントに参加した。
HPにはイベントの意図についてこのように書かれていた。
” 移動中、ふと人類のことを考えてみた。
人類はアフリカで誕生したと習った。いま僕らは日本に住んでいる。
ということは、僕らの祖先たちは、アフリカから歩いて、歩いて、移動して、移動して、
日本まで辿り着いたことになる。
その間には、砂漠があったりジャングルがあったり山があったり海があったり、暑さがあり、寒さがあったことだろう。
人類には、そんなあらゆる環境を生き延びてきた、“野生”が備わっていたんだと気づく。
野生とはつまり生命力で、その原動力は、“ここではないどこかへ”という好奇心だったんだと気づく。いまや家の中にいるだけで世界中のことが調べられる。南極やアマゾンの奥地のことだって情報として知っている。でも、知ってはいるけど、実感はない。
知っている世界は限りなく拡がったはずなのに、どこか閉塞感を感じるのは、
“ここではないどこかへ”という野生がうずいているからではないか。
現状を打破したい。でもすぐに冒険へ出かけることもできない。
そんな時、“ここではないどこかへ”という矛先を、よく知っているはずの日本や、自分の中、僕ら自身がまだ知ることのない、僕らの未開へむけてみよう。イメージの中では、あらゆる現状から飛び立つことができる。部屋の中にいて、ジャングルの奥深くにわけいることができる。
ストレスがたまっていたり、未知への好奇心を失いかけたりしたら、
僕らの未開を切り開く。
それは僕らの野生を呼び覚まし、未来への原動力になる。 ”企画:熊谷充紘(ignition gallery)
この文章を読んで、今自分が感じていること・切り開いて自分の足で踏み込んでいきたい方向とまっすぐにつながっているような気がした。 続きを読む