旅はどこから始まるのでしょう?
考えたことが、あったようでなかったようで。
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今回、島根県出雲市から、大田市温泉津、松江市の手しごとを巡る旅(フィールドワーク)のプロローグは、後にも先にも、”宍道湖のあお。” でした。
新幹線でも飛行機でもなく、窓の外を流れる景色に立ち止まり、寄り道をして。
これから出会う人や目にする出来事を予感させる、そうした導入効果としてのプロローグのあるなしは、旅の印象そのものに大きな影響を与えるでしょう。
今はまだ、上手な言葉が見当たりませんが、
宍道湖のあおは、わたしの記憶に確かに記録されています。
中條 美咲